元DeNAスカウト部長、春の甲子園ドラフト候補総括
2024年03月26日

1回戦が終わり、出場した全32校が登場。今大会の注目選手を巨人の捕手として活躍し、DeNAでスカウト部長を務めた吉田孝司氏が分析した。
新基準の低反発バットが導入された大会だけあって投手が目立ち、野手の方は少し寂しいね。ドジャース・大谷の影響かもしれないけど、ノーステップで打つ打者がいたが体重移動が凄く難しい。
スカウトからすると、しっかり足を上げて強く振れる選手が魅力的。豊川のモイセエフ(動画)は足を上げ、飛ばす力もある。柔らかさ、対応力が加わればドラフト戦線で人気急上昇間違いなし。
捕手では高崎健康福祉大高崎の箱山(動画)が攻守に存在感がある。大阪桐蔭では境(動画)、徳丸(動画)が印象的だった。
投手では報徳学園の今朝丸(動画)、大阪桐蔭の平嶋(動画)、八戸学院光星の洗平(動画)が光った。3人ともドラフトで人気が出るだろう。結果を出せなかった作新学院の小川哲(動画)は体が大きくフォームも癖がない。
広陵の高尾(動画)は高校生としては完成度が高い。愛工大名電の伊東(動画)も積んでいるエンジンが大きいね。阿南光の吉岡(動画)は2段モーションのフォームを使いこなせていた。
今大会はまとまっている投手が多い傾向。スカウトとしては多少荒くてもダイナミックさが欲しいよね。これから気温とともに状態も上がるだろうから目が離せないよ。
(元DeNAスカウト部長)



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