川勝空人&村上泰斗に10球団集結、阪神が高評価
2024年06月26日

今秋ドラフト候補に挙がる剛腕同士が練習試合で対戦した。神戸弘陵高・村上泰斗投手(動画)と最速153キロ右腕の生光学園高の川勝空人投手(動画)だ。ともに自己最速153キロの本格派右腕。ネット裏にはプロ野球10球団の幹部を含めた約40人のスカウト陣が集結して、両投手の投げ合いに注目した。
神戸弘陵の村上は先発して5イニングを1安打、11奪三振の無失点に封じた。180センチ、76キロの右腕。この日最速149キロストレートにカーブ、スライダー、フォークなど変化球を駆使して、立ち上がりは3者三振。3回も3者三振と力でねじ伏せた。
視察した阪神・熊野輝光スカウトは「今年になって、変化球が良くなった。走者を背負ったときに制球を乱したが、珍しいこと。ドラフト上位候補に挙がってくるのではないか」と高評価を口にした。
一方、生光学園の川勝は5回からリリーフ登板して、3イニングを1安打、1奪三振、4四死球の無失点に抑えた。180センチ、84キロの右投げ右打ち。この日最速はプロ球団のスピードガンで152キロを計測した。
視察した阪神・山本宣史スカウトは「出力の高い投手。春先のほうが球の強さがあったが、(右肘の)故障明けだから十分の内容。夏の大会までに状態も戻ってくると思います」と話した。
(6月25日 練習試合 神戸弘陵 1―0 生光学園)


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│阪神