井戸田晴斗(旭丘)に3球団、ソフトバンク高評価
2024年06月30日

井戸田晴斗(旭丘高・投手) 186cm・右投右打・動画 |
文武両道のエースが、投打で存在感を放った。旭丘・井戸田が9イニング8安打2失点完投。自身の2安打も含む18安打で8点の援護をもらい、公式戦で自己最多の147球を熱投。最後の打者を見逃し三振に打ち取った瞬間は、マウンド上でぐっと右拳を握り、感情をあらわにした。
「最後の大会だと思うと1点の重みが違った。腕や脚がつりそうになったけれど、気持ちで投げました」
186センチの長身から投げ下ろす最速142キロの直球が持ち味。愛知一中時代の1915年に始まった第1回大会から、地方大会に欠かさず出場する”超伝統校”でエースの重責を担う。入学当初は白地に二本線が入った帽子に戸惑いもあったが、「今はこのユニホームが好き」。背筋を伸ばしてマウンドに立っている。
プロ球団のスカウトから注目を浴びる存在となり、この日も3球団が視察。ソフトバンク・古沢スカウトは「手足が長く操りにくそうなのに、器用さがある。伸びしろも感じて楽しみな選手」と評価する。
井戸田は「どれだけ伸びるか挑戦したい」と大学へ進学し、野球を続けるつもり。志望校は検討中だ。「1球1球丁寧に投げていく。打者としても5番にいるので、投打で活躍して1勝でも多く勝ちたい」。まずは目の前の大会に全力で挑む。
(6月29日 愛知大会1回戦 旭丘 8―2 新城有教館)

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│ソフトバンク