石垣元気(健大高崎)、阪神「来年楽しみな投手」
2024年07月21日

石垣元気(高崎健康福祉大高崎高・投手) 178cm・右投左打・動画 |
今春センバツ王者の健大高崎が延長11回タイブレークの末にサヨナラで桐生第一を下し8強入りを決めた。試合後の取材で、2番手で登板した右のエース・石垣元気投手(動画)が自己最速154キロをマークしていたことを明かした。約1週間前に行われた紅白戦で更新したといい、「体もバランス良くて、調子は悪くない」と状態は良好だ。
ただ、数字だけで満足はしていない。この日は2点リードを許した七回1死二塁のピンチで登板すると、スライダーのサインに首を振るなど、最速153キロを計測した直球だけで見事な火消し。だが、1点リードの九回2死では連続四球を与えて一時逆転の適時二塁打を献上した。
「九回2アウトまでは良かったんですけど・・・三振で決めようと欲が出てしまいました」と反省しきり。「次は流れを持ってこられるピッチングがしたい」と力を込めた。「最終的には160キロを投げたい」という右腕は、中学3年から元阪神・藤川球児氏の動画を見て、人さし指と中指をくっつけた握りで直球を投じるのが特徴だ。
この試合を視察した阪神・吉野スカウトは「良い真っすぐを投げていた。天性のものもあると思う。来年楽しみ」と評価した。「夏の甲子園で155キロを出したい」と意気込む右腕。目標達成へ、まずはチームを2015年以来となる夏の聖地へと導く。
(7月20日 群馬大会3回戦 健大高崎 6―5 桐生第一)


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│阪神