森井翔太郎(桐朋)、ドジャースと複数回交渉
2024年10月09日

森井翔太郎(桐朋高・遊撃手兼投手) 183cm・右投左打・動画 |
将来性のある二刀流に、ついにメジャーの名門も動き出した。ドジャースは既に桐朋・森井翔太郎内野手(動画)と複数回、交渉。年内には契約球団を決める予定の森井にとっても、常にワールドチャンピオンを狙って補強と中長期的な視野で育成も成功させている常勝球団は、魅力的な選択肢となるはずだ。
桐朋は偏差値71を誇る進学校で毎年のように東大合格者を輩出。今夏の西東京大会は2回戦で富士森に2―9で初戦敗退したが、森井を目当てに日米14球団のスカウトが集結した。
NPB入りの可能性も残してプロ志望届を提出するも、その後に渡米した際にマイナーの試合を観戦して「3、4年後にメジャーに上がっていたい」とマイナー契約を目指すことを決意。NPB12球団には意思表示の文書を送っている。
9月以降にド軍も含めた7球団との面談を終え、今後も少なくとも2球団と交渉する予定。最終的には10球団ほどの選択肢となりそうだが、ド軍には今季に「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成した同じ二刀流の偉大な先輩で「追い続けたい理想像」と語っていた大谷が所属する。
NPBを経由してメジャー挑戦した大谷とは違い「自分は最初から米国にいるのが強み。一緒だと思わず、自分だけの強みになる部分を探していきたい」と新たな先駆者になる未来も思い描いていた。
メジャー屈指の資金力で、分厚い選手層を誇るド軍。一方で1日にロッテ・佐々木の視察を目的にアンドルー・フリードマン編成本部長が強行軍で来日するなど日本選手の原石発掘への努力も惜しまず、10年には甲子園出場がなかった文徳(熊本)の右腕・高野一哉とマイナー契約を結んだ。
打者としても、投手としてもプロから注目を集めてきた森井が、大谷、山本と同じユニホームに袖を通すのか。夢は無限に広がる。


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