宮口龍斗(智弁和歌山)、中日「しっかり腕が振れる」
2024年10月27日

宮口龍斗(智弁和歌山高・投手) 184cm・右投右打 |
プロ注目の右腕が登場した。和歌山大会決勝で自己最速を3キロ更新する152キロを計測していた智弁和歌山・宮口が、4点リードの7回から救援のマウンドへ。そして3イニングを1安打、2奪三振、無四球の無失点に封じた。
兵庫県川西市の出身で184センチ、84キロの右腕。この1年で体重が5キロほど増えて、球速も増してきたという。新チームとなってエースナンバーを渡辺に譲ることになり「悔しい。次は1番を取ったろという気持ちでいます」と話す。
阪神・藤川球児新監督の現役時代に形容された「火の玉ストレート」にあこがれてきた。小さい頃から甲子園球場に応援に通い「糸井(嘉男)選手を応援していた」という大の阪神ファンでもある。「ストレートと分かっていても打たれない」と、そういう剛球を追い求める。
変化球はスライダー、スプリットを持ち、この日は140キロ台半ばの直球を「リズム良く投げることができました」と納得の表情を見せた。
ネット裏で視察した中日・山本将道スカウトは「良い投げ方をしています。腰の回転の強さ、速さはまだまだこれから出てくると思いますが、柔らかさがあり、フォームのバランス良く、しっかりと腕が振れる」と、プロ志望の宮口を高く評価する。
27日の準々決勝では滋賀学園(滋賀1位)と対戦する。「バッテリーのチーム。守り勝っていければと思います」と元阪神などの捕手、中谷仁監督。連投になりそうだが「お互い高め合っていきたい」と話す渡辺とともに、宮口がセンバツ当確へけん引する決意だ。
(10月26日 近畿大会1回戦 智弁和歌山 5―0 神戸学院大付)

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│中日