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ヤクルト育1位・根岸辰昇、スカウト「バットの出方良い」

2024年10月28日

サンスポwebsiteより (source)

2024ヤクルト育成1位 根岸辰昇
ノースカロライナA&T州立大・一塁手

ヤクルトから育成ドラフト1位で指名を受けた、ノースカロライナA&T州立大の根岸辰昇内野手が27日、東京・目黒区の飲食店「ひのや」で橿渕聡スカウトグループデスクから指名あいさつを受けた。同店は慶応高時代の同級生の家族が営んでおり、ドラフト会議当日も食事をしながら指名を待っていたという縁の深い場所だ。

「本当に実感が湧いてきてうれしい気持ちです。自分としてもバッティングというのを売りにしてチームの主軸や球界を代表するバッターになりたいと思っています」

身長180センチ、95キロと堂々した体格の持ち主で、左投げ左打ちの内野手。外野も守ることができるが、入団後は内野手で登録される見込みだ。

ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「バットの出方が無駄なくいいというところがまず一番目に留まったところ。広角に長打を打てるというところが、うちの日本人では村上以外にはいないタイプなので、非常に希少価値が上がるんじゃないかと思って指名しました」と高く評価した。

異色の経歴で、夢見たプロの切符をつかんだ。慶応高3年夏には「5番・中堅」で甲子園大会に出場。2019年3月に高校を卒業後、慶大に進むも休学し、同年9月に米オレンジコースト大に入学した。

1年目の20年はコロナ禍のため試合ができず、21年9月からは2年間ミドルテネシー州立大でプレー。米国の大学では4年間試合に出場可能なため、同大を卒業し、渡米5年目となった23年8月にノースカロライナA&T州立大に編入して24年もプレーした。

20年1月には、オレンジコースト大のグラウンドを使って自主トレーニングを行っていた青木や村上らと交流。

練習を手伝ったという縁もあり、来季から1学年上の村上とチームメートになることについて「自分も同じ左バッターですし、本当に一番お手本となる選手が身近にいるというのは選手として本当にありがたいことだと思うので、(村上を)目指してやっていきたいです」と決意をにじませた。

米国では、自炊をしながら生活。「宅配システムがあるので。頼むと持ってきてくれます。料理といっても電子レンジに入れるだけなので」と口にしたが、体重は慶応高3年時の83キロから95キロにアップ。

たんぱく質を多く含むダノン社のヨーグルト「オイコス」をよく食べていたと言い「日本よりも安くて、たんぱく質も多いし、砂糖とかも入ってないので、イチゴ味とかブルーベリー味をよく食べていましたね」と明かした。

「アメリカは広いですし、同じアメリカ国内でも州によって文化や環境は違う。自分は3つ学校に行ったので、そこの一つ一つに適用できたという適応能力は一つの大きな武器じゃないかなと思います」と根岸。1年目の目標は故障をしないことと、支配下登録だ。憧れてきたプロの舞台に立ち、村上とともに主軸を打つことを目指す。


draftkaigi at 07:00│ │ヤクルト 
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