石垣元気(健大高崎)、DeNA・日本ハム高評価
2024年10月30日

石垣元気(高崎健康福祉大高崎高・投手) 178cm・右投左打・動画 |
今春センバツ王者の健大高崎(群馬1位)が佐野日大(栃木1位)に7回コールドで勝利し、4強入り。来春のセンバツ行きを“当確”にした。先発したエース右腕・石垣元気(動画)が2年生としては史上最速の158キロを計測。7回3安打3失点で完投勝利を収めた。
2回2死三塁、8番・福田來貴へのフルカウントからの1球は内角に外れ、四球となったが、「158」の表示に球場全体がどよめいた。2年生投手の史上最速は2013年夏の愛媛大会で済美・安楽智大、18年秋の岩手大会で大船渡・佐々木朗希がマークした157キロとされる。これを1キロ更新した。
ネット裏で視察したDeNA・稲嶺スカウトは「スピードボールが一番の魅力。夏から秋にかけて、力みなくバランスよく、丁寧に投げられるようになってきている。投手のスキルが成長している」と評価。
日本ハム・坂本スカウトは「右の本格派。この時期にこれだけスピードが出るのは、驚きしかない。丁寧に放ってもスピードが出ている」と成長ぶりを称賛した。「高卒ドラフト1位でプロに行きたい」と意気込む石垣。2025年秋のドラフト候補としても、熱視線を浴びることになる。
(10月29日 関東大会準々決勝 健大高崎 10―3 佐野日大)

