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広島5位・菊地ハルン、スカウト「指先が器用な投手」

2024年11月19日

デイリースポーツwebsiteより (source)

2024広島ドラフト5位 菊地ハルン
千葉学芸高・投手・動画

体も目標もドデカく行く!。広島からドラフト5位指名を受けた千葉学芸・菊地ハルン投手(動画)が18日、千葉県成田市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円で仮契約した。NPBの現役投手では最長身となる身長200センチの超大型右腕。目標も大きく「新人王」に設定した。

身をかがめがちに入団交渉が行われた一室に入った。常に頭上を気にしなければならないほどの巨体には、大きなロマンが詰まっている。身長2メートル、体重110キロ。

規格外のスケールを持つ菊地は仮契約を交わし、「プロに近づいてきたと感じます。背では注目されると思うので、野球でも目立てるように頑張っていきたいです」と未来を見据えた。

魅力は最速149キロの「真上から振り下ろす直球」。加えて、しなやかに体を使える点が球団から評価された。7月には日米10球団のスカウトが視察した逸材で、担当の広島・尾形スカウトは「高身長だが、フィールディングや指先も器用」と話す。剛球派が多い長身投手の中で、総合力で勝負できる可能性を秘めている。

身長2メートルはNPB現役投手では最長身となる。過去をさかのぼっても、身長2メートル以上の投手はジャイアント馬場こと馬場正平、元巨人の育成・阿部剣友(いずれも登録は2メートル)のみ。「得したことは目立つ。損したことは上のモノにぶつかったりとか」と苦笑いを浮かべる菊地にはあどけなさも残る。

まだ高校生なだけに伸びしろ、成長速度も規格外だ。高校最後の大会を終えた7月以降、肉体改造に着手。母・知恵子さんが作る食事を頬張り、体重は7月から6キロ増え、直球の平均球速も夏場から約5キロアップして145キロに。

「(高校野球を)引退してから時間が増えて、自分と向き合えた。体重の分、筋力をもっと増やしていきたい」と進化が止まらない。

中学時代はシニアリーグの強豪・佐倉シニアに所属し、巨人からドラフト1位指名された花咲徳栄の石塚とチームメートだった。全国大会で3位に入った実績もあるが、当時は石塚が4番で、菊地は控え投手。「自分の一番対決したい選手」と対抗心を燃やした右腕は「ストレートで空振り三振」と打ち取るところまでイメージを膨らませている。

パキスタン人の父と日本人の母の間に生まれ、「ハルン」という名前はパキスタンの王様の名前に由来しているという。プロでは「新人王を獲りたいです」と力強く宣言した菊地。名実伴った“王”となる大きな野望を抱いている。



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draftkaigi at 07:02│ │広島 
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