ドラフト会議情報局 2024高校生ドラフト候補 2024大学生ドラフト候補 2024社会人ドラフト候補
2024ドラフト全指名選手 スカウト評価 ドラフト候補の動画 ホームにもどる
巨人

ドラフト選手の家庭の事情、石塚裕惺(花咲徳栄)

2024年11月25日

11/25、日刊ゲンダイ35面「ドラフト選手の家庭の事情」より  

2024巨人ドラフト1位 石塚裕惺
花咲徳栄高・遊撃手・動画

石塚は野球好きの両親の元で生まれ育った。千葉県出身の母・明世さん(47)と埼玉県出身の父・康直さん(49)の出会いは都内の大学の野球サークルだった。

「家では巨人戦のテレビ中継が流れていて、兄と弟は少年野球チームに所属していました。私も本当は野球をしたかったけど、泣く泣くサッカーを始め、中、高はソフトテニスに専念。高校時代は関東大会に出場したのが最高成績でした。選手としてはやり切ったから、大学ではサポート側に回りたくて、やっぱりまだ野球が好きだったのでマネジャーとしてサークルに参加したんです」(明世さん)

康直さんは大宮南高(埼玉)で白球を追い、大学を経て食品商社に就職。一時は野球を中断したが、仕事に慣れ始めた社会人3年目ごろから地元の草野球チームで汗を流した。2人は2004年に結婚。千葉県の八千代市内で2人兄弟の長男として石塚が生まれた。

康直さんは息子にどうしても野球をやらせたかった。「最初はやるように仕向けた感じです」と、こう続ける。

「歩き始めたころからプラスチックのバットを握らせてみたり、キャッチボールをしたりしました(笑)。幼稚園に通い始めると、週1回の1時間ほどの野球教室にも行かせました。どうしても楽しさを知ってもらいたくて(笑)。そのうち本人がのめり込んでいったので、年長時に『勝田ハニーズ』へ。隣の学区でしたが、いくつか近所のチームを見た中で、幼稚園児でもしっかり練習させるチームだったので、後々、本人のためにもなると思ったのが決め手です」

康直さんはコーチとしてチームをサポートし、石塚が小学3年になると監督に就任。明世さんはスコアブックのつけ方を覚え、記録係を買って出た。家でも特訓を欠かさず、明世さんは毎日のようにバドミントンの羽根やカラーボールをトスした。

「打ち返された羽根や球が顔に当たった時は本当に痛くて、『もうイヤだ!』と思ったことが何度もありました」と、明世さんは苦笑交じりに振り返る。学年が上がるにつれ、日々の素振りの回数が増え、小学校高学年になると1日500スイングが日課になっていた。

「強制したわけじゃありませんが、『素振りは歯磨きと一緒。毎日やるから意味がある』と伝えたら、進んで取り組むようになりました。ただこなすだけでは意味がないから、週1回だけ1000スイングの日をつくってみたり、ビデオカメラで撮影したり。後で私がチェックすると思っていれば、気が引き締まるだろうという狙いがありました」(康直さん)

物心がついたころから野球一色のように思われるが、思春期までに経験した習い事は数知れず。幼稚園から体操を2年、小学校に上がると水泳を2年。幼稚園から小学6年まで習ったソロバンは2級の腕前だ。小学1年から4年までは英会話スクールにも通い、高学年から英語塾に切り替えると、中学卒業まで続けた。かつてはトロンボーンも演奏できたそうだ。

「いろんなことを経験させたかったんです。ソロバンはたくさん指を使うから脳の発達にもいいだろうと。英語はペラペラ? いや、高校で苦手な教科が実は……。楽器は小学校の吹奏楽部で始めました。もともと小学4、5年ごろまでは公立中学の野球部に入るものだと思っていた。そうなると朝練がつきものだから、早起きに慣れておくに越したことはありません。朝練がある小学校の吹奏楽部を勧めてみたら、『やる』と。トロンボーンを担当していました」(明世さん)

中学時代は県内の強豪・佐倉シニアに所属。そのころから康直さんが指導することはほとんどなくなり、時折アドバイスするにとどめるようになっていた。当時の主なサポートは佐倉シニアへの送迎と食育だ。

「たくさん食べるように、気付かないようにシレッと少しずつ茶碗を大きくしていきました。最後の方はどんぶりサイズを食べられるようになっていましたよ。不満はこぼさずキチンと平らげていました」(明世さん)

花咲徳栄(埼玉)へ進学し、レギュラーに選ばれたのは1年秋。入学当初は慣れない寮生活に戸惑いもあったという。

「選手が実家に帰れるのは5月5日のこどもの日と、年末年始くらい。初めて帰ってきた時は、『入寮した直後はお腹の調子が良くなかった』と漏らしていました」(明世さん)

康直さんも言う。

「入学当初はバッティングで悩んだ時期があったのか、スイングの動画を送ってきて『どうなってる?』と尋ねられたこともありました。それでもグチや弱音を私は聞いたことがありません」

チーム内の激しい競争を勝ち抜き、3年夏は「4番・遊撃」として県大会で打率.426、1本塁打をマークし、甲子園に出場。初戦の新潟産大付戦で惜敗したものの、先制点の足掛かりとなるチーム初安打を放つと、そのまま盗塁を成功。聖地で爪痕を残し、巨人から1位指名を受けた。

幼いころから積み重ねてきた多彩な経験が、大観衆が見守る中で発揮される日が待ち遠しい。



石塚君のスカウト評はこちら

石塚君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 06:53|この記事のURL

阪下漣(東洋大姫路)、巨人「ピッチングセンスある」

2024年11月21日

スポーツ報知websiteより 

阪下漣(東洋大姫路高・投手)
183cm・右投右打・動画

東洋大姫路の最速147キロ右腕・阪下(動画)が、雨天で気温も下がる中、抜群の制球力で5回を44球、2安打無四球で完封。「制球力は誰にも負けない自信があって、その自信を神宮球場で体現できた」と胸を張った。

視察した巨人・武田チーフスカウトは「ピッチングセンスがある。一冬越えて非常に楽しみ」と高評価。創部61年目で初の神宮勝利投手となった右腕は「今度は真っすぐでどんどん押し込んでいきたい」と次戦へ意気込んだ。

(11月20日 明治神宮大会1回戦 東洋大姫路 10ー0 聖光学院)



阪下君のスカウト評はこちら

阪下君のピッチング動画はこちら

draftkaigi at 07:05|この記事のURL

巨人4位・石田充冴、スカウト「大谷のような投手に」

スポーツ報知websiteより (source)

2024巨人ドラフト4位 石田充冴
北星学園大付高・投手・動画

巨人にドラフト4位で指名された北星学園大付・石田充冴投手(動画)が20日、札幌市内のホテルで仮契約を行った。契約金4000万円、年俸は600万円(いずれも金額は推定)。背番号は90番に決定した。

192センチ、87キロの恵まれた体格から最速149キロの直球を投じる右腕は「戸郷選手のような球界を代表するようなピッチャーになって、日本を代表するようなピッチャーになりたいと思います。ジャイアンツの先発ローテに入って最多勝を取れるような投手になりたいと思います」と意気込んだ。

巨人・水野スカウト部長は「192センチの高身長から投げ下ろす速球が魅力な投手で本当にこの身長を生かして、憧れではなく大谷選手のように大きなピッチャーになってほしいと思います」と期待を込めた。



石田君のピッチング動画はこちら

draftkaigi at 07:01|この記事のURL

巨人2位・浦田俊輔、スカウト「小坂誠のようになって」

2024年11月19日

スポーツ報知websiteより (source)

2024巨人ドラフト2位 浦田俊輔
九州産業大・遊撃手・動画

巨人のドラフト2位、九産大・浦田俊輔内野手(動画)が18日、福岡市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金7000万円、年俸1200万円(金額はいずれも推定)で、背番号は「32」に決まった。走攻守三拍子そろった遊撃手は「日本を代表できるようなショートになりたい」と将来の目標を掲げた。

九産大では1年春からベンチ入りし、通算打率.392、37盗塁で3度の盗塁王を獲得。50メートル5秒8の快足に好打を兼ねた即戦力候補として期待されている。同席した巨人・水野スカウト部長は「小坂(誠)選手のようなショートになってもらいたい」とロッテ、巨人、楽天で活躍した名遊撃手に重ねて将来像を描いた。



浦田君のスカウト評はこちら

浦田君のバッティング動画こちら


draftkaigi at 07:04|この記事のURL

巨人1位・石塚裕惺、スカウト「コンタクト率が高い」

2024年11月18日

11/18、スポーツ報知1面より  

2024巨人ドラフト1位 石塚裕惺
花咲徳栄高・遊撃手・動画

巨人からドラフト1位指名を受けた埼玉・花咲徳栄の石塚裕惺内野手(動画)が17日、球団の看板選手を目指すことを誓った。都内のホテルで契約金8500万円、出来高2000万円、年俸1200万円(いずれも金額は推定)で仮契約。

石塚は希望で胸を膨らませた。仮契約を結び、背番号は「23」に決定。未来のスター候補生は堂々と将来の目標を口にした。「着実に成績を積み重ねていって、最終的にはジャイアンツの顔となれるようにやっていきたい」

新たな23番像を築いていく。ドラフトが始まった1965年以降、球団の高卒ドラ1野手では最も若い番号が与えられ、大きな期待が表れた。巨人の「23」は昭和20年代には長距離砲・青田昇が背負い、本塁打王などのタイトルを獲得。今季は引退した立岡がつけていた。

「活躍された選手の背番号を引き継ぐので自覚を持ってやらないといけない」と敬意を示した上で、「23番と言えば石塚だと思ってもらえるよう、その背番号が似合うようにしたい」と決意。自分色に染めていく。

多方面で縁起のいい数字でもある。高い身体能力を持つ石塚との共通点も少なくないヤクルト・山田が「23」から出世した。今はMLB屈指の強打者であるタティス(パドレス)も着用。

他競技に目を向ければ、バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンが代名詞とし、サッカーでは元イングランド代表のデービッド・ベッカムも背負っていた。「ファンの期待に応えられる、頼りになるバッターになりたい」。多くのファンを魅了した数々のスーパースターのように、出世街道を進んでいく。

夢を抱きながら着実に階段を上がる。1年目の目標を明確に設定。「1軍の試合に一日でも早く出て、初安打を記録したい」。同じく高卒ドラ1野手だった坂本、岡本和、浅野がいずれもプロ1年目に初安打をマークしていることを把握済み。「高卒1位の先輩方に並べるようにやっていきたい」と気合十分だ。

担当の巨人・大場スカウトは「ミート力、空振りをしないコンタクト率が高い選手。体も強いし、1年目から1軍の試合に出られるように期待したい」と早期の活躍に太鼓判を押す。

2000安打とシーズン3割30本を将来の目標に掲げる強打の遊撃手。約10分の会見では大志を口にする一方で、「一日一日を大切に」と4度も口にした。座右の銘は「熱願冷諦」。熱心に願い求めつつ、冷静に本質を見極める。その通りの言動だった。

一歩一歩進んだ先に成功がある。「(背番号)23からスタートして、いずれは1ケタの番号を取れるように、という話をいただいたので、そういう選手になりたい」。巨人を支える看板選手を目指し、プロの舞台に挑んでいく。



石塚君のスカウト評はこちら

石塚君のバッティング動画はこちら

draftkaigi at 07:02|この記事のURL


ドラフトニュース検索