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中日

中西聖輝(青山学院大)、中日「勝てる投手」

2024年11月23日

11/23、スポーツ報知8面より 

中西聖輝(青山学院大・投手)
182cm・右投右打・動画

大学の部は、東都リーグの春秋V、全日本大学選手権制覇と合わせた大学4冠を目指す青学大が福岡大との投手戦を制し、準決勝に駒を進めた。智弁和歌山のエースとして2021年夏の甲子園を優勝した実績のある中西聖輝投手が、先発で5回まで完全投球。8回途中無失点の好投で勝利に貢献した。

王者・青学の“負けない男”中西の神経は研ぎ澄まされていた。大学4冠への大切な初戦。智弁和歌山3年の夏、甲子園で頂点に立った経験を持つ右腕は「リーグ戦とは違って負けたら終わり。一つのミス、1失点が命取りになる。高校の時を思い出してマウンドに上がりました」。

明治神宮大会初登板で、5回までパーフェクト、わずか46球で打者15人を退ける快投を披露。「無駄な球がそれほどなく、テンポ良くいけました」。145キロ前後のキレのある直球をコーナーに決め、スライダー、フォークもさえた。

6回の先頭打者に初安打を浴び、8回に内野安打と死球で1死一、二塁のピンチを招くとマウンドを降りた。「自分の弱さが出た。完封できるレベルではない。悔しい気持ちでした」と思いを明かしたが、試合後は笑顔で仲間と勝利を喜び合っていた。「トーナメントということを考えると、やはり勝てたのがうれしかった。自然と笑顔になりました」と笑った。

来秋ドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕。リーグ戦では通算19試合に登板して8勝無敗の成績を誇る。視察した中日・岡野スカウトは「投手として全体的なレベルが高い。ストライク先行で自分から崩れることがない。勝てる投手です」と高評価を与えた。

(11月22日 明治神宮大会準々決勝 青学大 2―1 福岡大)


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立石正広(創価大)、中日「大舞台で打てるのも魅力」

2024年11月21日

11/21、サンケイスポーツ4面より 

立石正広(創価大・三塁手)
180cm・右投右打・動画

来年のドラフト候補、創価大・立石(動画)が先制の右越えを含む3安打2打点で勝利に貢献した。「最初(本塁打)は、ある程度真っすぐを張っていて、(外野を)越えてくれればと思った。調子のいいとき、逆方向に(長打が)出ている」

180センチ、85キロの右投げ右打ちの三塁手について、OBでもある中日・八木スカウトが「大舞台で打てるのも魅力」と評価していた。

(11月20日 明治神宮大会1回戦 創価大 8―4 仏教大)



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ドラフト選手の家庭の事情、金丸夢斗(関西大)

2024年11月20日

11/20、日刊ゲンダイ22面「ドラフト選手の家庭の事情」より 

2024中日ドラフト1位 金丸夢斗
関西大・投手・動画

「子どもの頃を考えると、プロどころか大学でエースになることすら信じられませんでした」。こう話すのは金丸の父・雄一さん(48)だ。

母の淳子さん(47)、兄・翔太さん(23)との4人家族。小学1年時に地元・神戸市の広陵少年野球部に入団したが、「体が小さくて、試合で代打に行くのすら嫌がっていました。『僕はいい』と、違う子を指さす。そんな子でした」。

雄一さんは阪神水道企業団に勤めながら、ボランティアでアマチュア野球の審判を務めている。甲子園大会で試合を裁いた経験も豊富だ。

「夢斗は体こそ小さかったですが、それでも野球が大好き。私が審判をしている姿を何度も見ており、『お父さんが審判をしてる甲子園に行きたい』と。『それなら努力せなあかんぞ』と言って、毎朝、走り込みで体を鍛えさせました。本人にしたら当時は『やらされていた』のでしょうけど、今は『やってよかった』と言っています」

雄一さんも元高校球児。須磨友が丘高(兵庫)で甲子園を目指したものの、夢はかなわなかった。

「高校野球自体は大好きです。何というか、高校野球は人生に置き換えることもできると思う。みんなで夢に向かって頑張るけど、うまくいかないこともある……。人生の縮図みたいなものですね。だから、高校野球に関わる何かをしたかった。そんな時、高野連に連絡したら、『審判はどうだ』と。高校野球に関わる仕事などはさまざまですが、審判は選手と同じグラウンドに立てる。それが24歳の時に大学、社会人を含めたアマ野球の審判になった経緯です」

雄一さんはすでに淳子さんと結婚していた。野球の試合は土日がほとんど。審判をすれば休日が丸々潰れる。当初は淳子さんも渋々だったという。

「翔太と夢斗が野球をするようになると、『子どもが野球するのに、自分は(別の球場に)審判しに行くの?』と言われました(笑)。妻には『2018年は甲子園が100回大会。そんな記念大会に、翔太は高3、夢斗は高1。僕が審判で、親子3人が甲子園に出られるかもしれない。そこを目指してやりたいんだ』と私の情熱を訴えて、納得してもらいました」

アマチュアの審判は多忙だ。雄一さんは年間平均およそ70~80試合を裁いた。最も忙しいのは高校野球の夏の地方大会から。兵庫大会で7、8試合、甲子園で7試合を担当したため、仕事を休まざるを得ないこともあった。

「『続けたいけど仕事が……』と、泣く泣く辞める方もたくさんいます。私の場合は会社と、理解ある上司に恵まれました。甲子園で審判をするようになったのは11年から。模範試合というものがあり、関西なら近畿大会がそれに当たる。正確なジャッジはもちろん、ハツラツとキビキビと審判としての務めをこなせるかを審査され、『全国に発信する試合でも大丈夫』と合格すれば、日本高野連から推薦をもらえます」

甲子園の審判はプレッシャーも大きい。

「我々は『正しいジャッジをして当たり前』ですが、どうしてもミスをしてしまうこともある。近年はSNSが大きな重圧になっていますね。ミスに怒る人がいるのは理解できます。でも、今はその様子がすぐにSNSやユーチューブなどにアップされ、『選手の進路にも影響するだろ!』など、厳しめのコメントが書かれ、炎上してしまう。それが怖いのです」

13年間務めた甲子園の審判は今年で“引退”したが、アマ野球の審判は続けている。

「公式大会では選手の血縁者は審判ができません。でも、少年野球や、高校の練習試合などで担当したことはあります。緊張? 子どもの方がしたんじゃないですかね? 球審の父親めがけてボールを投げなきゃいけないわけですから(笑)。家で野球の話をすることもよくありました。夢斗からは『こういう動作はボークじゃないの?』『お父さんが見ている甲子園の投手と、僕の投球を比べてどう?』など質問を受けた。高3の最後の大会の時には私から、『甲子園で決勝に行った投手のボールと遜色ないぞ』と声をかけました。本人にとっては励みになったと思います」



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中日育1位・中村奈一輝、スカウト「身体能力が高い」

MRT宮崎放送より (source)

2024中日育成1位 中村奈一輝
宮崎商高・遊撃手・動画

ドラフト会議で中日ドラゴンズから育成1位指名を受けた宮崎商業高校の中村奈一輝選手(動画)が、19日、球団と仮契約を結びました。

19日は、中日のスカウト担当3人が宮崎商業高校を訪問。先月のドラフト会議で、育成1位で指名した中村 奈一輝選手と仮契約を結びました。中村選手は、50メートル6秒の俊足と遠投115メートルの強い肩を誇る、高い身体能力が特徴の内野手。球団側も期待しています。

▼中日ドラゴンズ担当スカウト 三瀬幸司さん
「身体能力の高さというところに一番惚れておりまして、もう十分プロでも見栄えのいい選手だと思いますので、能力の高さを存分に発揮すれば日本代表できる選手になると思っています」

▼中村奈一輝選手
「支配下登録してもらうということが自分の目の前の目標なので、その目標を全力で達成しに行って、まず、そこからまた次のステップに向かって頑張っていきたいというふうに思います」


中村選手は、来年1月には、新人合同自主トレに参加する予定です。



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中日2位・吉田聖弥、スカウト「よく2位で残っていた」

2024年11月15日

中日スポーツwebsiteより (source)

2024中日ドラフト2位 吉田聖弥
西濃運輸・投手・動画

中日からドラフト2位指名を受けた西濃運輸の吉田聖弥投手(動画)が14日、名古屋市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約した。即戦力左腕として期待がかかる吉田は、中日の新人投手としては1998年の川上憲伸以来となる規定投球回到達に意欲を見せた。

竜では実に27年ぶりとなる高いハードルを設定した。吉田はルーキーイヤーの抱負を「開幕1軍」と力強く語り、さらに一線級の先発投手の目安となる規定投球回到達にも意欲をのぞかせた。

「規定投球回もいけたらいいなと思います。まだまだ足りないこともたくさんあると思う。今の自分には見えていない課題を改善しながら結果的に到達できればいい」。

中日の新人では川上以来、規定投球回をクリアした投手はいない。投手として新人王を獲得すればこちらも川上以来の快挙となる。強みは新人離れした投球術。最速152キロの切れのある直球にチェンジアップ、カーブを織り交ぜ、打者を惑わせる。

マウンド上で打者の反応を見ながら投球する余裕を持ち、決め球のチェンジアップは「打者が狙っていそうだったらクイックで投げてみたり、1つの球種ですけど、チェンジアップだけで3球種くらいあると思っている」と絶対の自信を持つ。

担当の中日・清水スカウトは「よく2位で残っていた。投げるボールは間違いなく通用するので、とにかく一日でも早く、けがだけはないように慣れていってほしい」と早期にプロの世界に慣れるよう期待する。

竜の先発左腕は今季チーム最多投球回を記録した小笠原がポスティングでのメジャー移籍を目指している。大野と松葉もベテランの域だけに、ドラフト1位の金丸とともに吉田にかかる期待は大きい。

「期待してもらってることはありがたいこと。焦らず自分のペースで期待に沿えるような活躍をしたい」。必殺のチェンジアップで一年目から勝負に打って出る。



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